2013/03/19

デジャビューも当然

先日、職場の人に「先生、色川先生の知り合いなの?」とたずねられた。なんだろうと思ったら、色川大吉さんの新刊『東北の再発見』に、私の名前が出てくるのだという。
その箇所をわざわざコピーしてくれた。
どんな文脈なのか、ちょっと期待しながら見たら、なんとなく見覚えがある。
それもそのはず。巻末を確認すると、この章の初出は彼が編んだ『心とメディア』の巻頭論文。タイトルが変わっていたので、すぐに気づかなかった。
おそらく色川さんはボクがいま、彼のかつての職場にいることをご存じないのではないだろうか。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...