2013年はテレビの「還暦」。
還暦にはお祝いの意味が含まれる。単に60年と言わず、還暦という表現を用いるとき、何を祝おう。あるいは、深い意味はなく、単純に切りのいい数字という程度かもしれない。そもそも「本来」の還暦は数えだし。
還暦にはお祝いの意味が含まれる。単に60年と言わず、還暦という表現を用いるとき、何を祝おう。あるいは、深い意味はなく、単純に切りのいい数字という程度かもしれない。そもそも「本来」の還暦は数えだし。
さて、賜った『テレビという記憶』。副題は、テレビ視聴の社会史。なぜ「記憶」なのか。
「テレビは、多くの人々に共通の娯楽と情報を提供し、記憶を共有する装置として機能してきたのである」(はじめに、より)。「テレビという記憶装置」とした方が編者の意図に近そうだ。
テレビの利用満足研究。その成果を絞りに絞ると、娯楽視聴と情報視聴に二分される(最終章より)。
テレビ離れは前者利用の低下で、後者はネットの隆盛とリンクして、現在の主流利用となっている。
ラジオからStand by meが流れている。メディアで言えば、ネットが当たるだろうか。