2013/04/23

「あっ!」というまの1週間

前回の日記が16日。そして今日は23日。引くと7。
以下は週記。

4/17(水)学部教授会。新任の3名にあいさつをいただいた。なんとなく華やぐ。そのあと、集合写真の撮影、そして全学教授会。

4/18(木)会議が4つ。最後の会議は理事会。今年度はオブザーバーに回り、少し気が楽になった。と書いておこう。

4/19(金)昨日できなかった仕事で大学へ。『新版 社会のイメージの心理学』読了。旧版が20年前。早い。その間に9.11と3.11。扱う社会的現実が苛酷になっている。6章「マスメディアとインターネット」がおもしろかった。ニュースのパーソナライゼーション。ネットは、それを促進している。やりとりされる対象は政策ではなく政局だし、争点ではなく人。

4/20(土)寒い。『コリアン世界の旅』読了。在日となれば避けて通れないのが名前。引用したい箇所がいくつも出てくる。名前とアイデンティティ、あらためてインタビューをしたくなった。著者の野村進さんはいま拓殖大の教員をしている。

4/21(日)今日も寒い。長野は雪が降ったらしい。『隅っこの四季』読了。「たんたん」という音が聞こえてきそうなぐらいに淡々。彼は毎日、納豆をしかもたれなしで食べている。同好の士あらわる。

4/22(月)大学院の授業ではM2韓さんの質問紙の検討。ボクが用意した教材はWired youthのレジュメ。この本、コンパクトでテキストに向いている。難をあげれば、著者がイスラエル人のため、例やデータもイスラエル関連が多めなこと、かな。東京新聞の夕刊に3月に行った日和山公園の写真。その麓に瓦礫となった車両の山が写っている。2年以上経っているのに、そのままだ。だが、キャプションは「積み上げられた車両の向こうで、日和山のサクラが美しく咲き誇る」。こういう見方もあるのか。

4/23(火)卒論ゼミは、学生3人にTAのYさんをまじえての談義。今日来た3人のテーマは、エヴァンゲリオン人気を解剖する、就職ってなんだろう、若者の投票率をあげる秘策(表現はボク流にアレンジ)。むずかしいものばかり。かろうじていちばん最初のテーマはなんとかなりそうだが、従来のエヴァ論とどう折り合いをつけるか、でむずかしい。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...