前回の日記が16日。そして今日は23日。引くと7。
以下は週記。
4/17(水)学部教授会。新任の3名にあいさつをいただいた。なんとなく華やぐ。そのあと、集合写真の撮影、そして全学教授会。
4/18(木)会議が4つ。最後の会議は理事会。今年度はオブザーバーに回り、少し気が楽になった。と書いておこう。
4/19(金)昨日できなかった仕事で大学へ。『新版 社会のイメージの心理学』読了。旧版が20年前。早い。その間に9.11と3.11。扱う社会的現実が苛酷になっている。6章「マスメディアとインターネット」がおもしろかった。ニュースのパーソナライゼーション。ネットは、それを促進している。やりとりされる対象は政策ではなく政局だし、争点ではなく人。
4/20(土)寒い。『コリアン世界の旅』読了。在日となれば避けて通れないのが名前。引用したい箇所がいくつも出てくる。名前とアイデンティティ、あらためてインタビューをしたくなった。著者の野村進さんはいま拓殖大の教員をしている。
4/21(日)今日も寒い。長野は雪が降ったらしい。『隅っこの四季』読了。「たんたん」という音が聞こえてきそうなぐらいに淡々。彼は毎日、納豆をしかもたれなしで食べている。同好の士あらわる。
4/22(月)大学院の授業ではM2韓さんの質問紙の検討。ボクが用意した教材はWired youthのレジュメ。この本、コンパクトでテキストに向いている。難をあげれば、著者がイスラエル人のため、例やデータもイスラエル関連が多めなこと、かな。東京新聞の夕刊に3月に行った日和山公園の写真。その麓に瓦礫となった車両の山が写っている。2年以上経っているのに、そのままだ。だが、キャプションは「積み上げられた車両の向こうで、日和山のサクラが美しく咲き誇る」。こういう見方もあるのか。
4/23(火)卒論ゼミは、学生3人にTAのYさんをまじえての談義。今日来た3人のテーマは、エヴァンゲリオン人気を解剖する、就職ってなんだろう、若者の投票率をあげる秘策(表現はボク流にアレンジ)。むずかしいものばかり。かろうじていちばん最初のテーマはなんとかなりそうだが、従来のエヴァ論とどう折り合いをつけるか、でむずかしい。
2013/04/23
フルネームで呼んでくれてありがとう
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...
-
バニアード (1999)の『 心理学への異議 』( 鈴木聡志 訳 2005)はいい本だ。内容も訳も。 その本の原注に、以下のような記述があったのをすっかり忘れていた。 心理学研究で調査される人を表現するのに「被験者(subject)」と「参加者(participant...
-
■コートネームとは 2013.7.5 http://www.osaka-shoin.ac.jp/life/report/2013/07/p=13896 バスケットボールのように展開が速いスポーツでは、いちいち「綾小路麗華シュ~~~ト」なんて名前で呼んでいる時間がないので...
-
『 卒業論文のデザイン 』読者のみなさんへ 文中で紹介した文献の改訂版、読書案内向きの新刊が出ています。以下はそのご案内です。 ▼p.16 「型を知り手本をまねる」最下行 『APA論文作成マニュアル第2版』→ 『 APA論文作成マニュアル第3版 』 ▼p.29 「コラム6 」C...