2013/04/26

《金曜日》

今年度も、金曜日は母の受診のために空けていた。その事由が先月、突然消滅した。入れていた受診予約も連動して消滅、手帳のその日に大きな×を書いた。

今日は午後から天気が荒れると言うので、午前中、梅佳代展に行った。会場に入ったとたん、笑ってしまった。どんな写真か?って。それは見てのお楽しみ。

巨大な写真がところどころにあり、まるで大魔神が目の前にいるようで、一瞬足がすくむ。2つ目のコーナーの「女子中学生」は「自分も十代だったから撮れた」という写真群。確かにそうだろう、という気がする。30代では撮れないだろうし、相手が30代だったらしてくれないだろうパフォーマンスばかり。「じいちゃんさま」はほのぼのだし、「男子」は変顔の先駆け集。

展覧会図録の裏表紙を見ると、「奥付」と大きな字の脇に奥付が載っている。これはいい。

半券で見られると言うので、「難波田龍起の具象」展にも寄った。彼の自宅は子どもの行っていた保育園の近くにあり、そのユニークな外壁が記憶に残っている。今回の展示で気になったのが「病床日誌」。亡くなる5ヶ月前から書かれた、絵による日誌だ。初日のしっかりした絵が少しずつ変化していく。絶筆となった32日目の「日誌」は母の絶筆と似た雰囲気が似ている。大画家には失礼だが……。享年93歳。

幸い、予報は外れ、午後もいい天気だった。

★おまけ ウィキの「梅佳代」に、こう書かれていた。「会議通訳者にも同姓同名、字も全く同じの『梅佳代』がおり、互いに会ったことがあるという」。


フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...