「こころ」の6号が日記を特集している。
巻頭は、日記功者の二人による対談「日記読みの極意」。
合わせ読みが楽しそうだ。例えば、「断腸亭日乗」と正岡容(いるる)の日記(書名を知りたい)。
「日記をつけるというのは平和な時代」の証と言う出久根達郎に、坪内祐三は「一方で自分の危険をかけてでも日記を書いちゃう人」もいると言う。それが野口冨士男の「海軍日記」。彼は靴下に隠したりして書いていた。
坪内「1980年代以降の日記ってはまだないですね」。どんな日記が皮切りとなってくれるのだろうか。
2013/05/01
フルネームで呼んでくれてありがとう
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...
-
バニアード (1999)の『 心理学への異議 』( 鈴木聡志 訳 2005)はいい本だ。内容も訳も。 その本の原注に、以下のような記述があったのをすっかり忘れていた。 心理学研究で調査される人を表現するのに「被験者(subject)」と「参加者(participant...
-
■コートネームとは 2013.7.5 http://www.osaka-shoin.ac.jp/life/report/2013/07/p=13896 バスケットボールのように展開が速いスポーツでは、いちいち「綾小路麗華シュ~~~ト」なんて名前で呼んでいる時間がないので...
-
『 卒業論文のデザイン 』読者のみなさんへ 文中で紹介した文献の改訂版、読書案内向きの新刊が出ています。以下はそのご案内です。 ▼p.16 「型を知り手本をまねる」最下行 『APA論文作成マニュアル第2版』→ 『 APA論文作成マニュアル第3版 』 ▼p.29 「コラム6 」C...