2013/06/20

コミュニケーション学を語れるか

「蛍雪時代」から取材依頼があった。あの分厚い冊子のどこかに、見開きで載るらしい。「コミュニケーション学の魅力を語られたし」とのことで、ありがたい限りだ m(_ _)m

十数年前、横浜にいたときも、同じような趣旨、つまり所属する人間科学科の魅力を伝えてほしいとの依頼があり、そのときは原稿を書いた。1ページものだった。「読んだよ」反応はなかったが、一人でも受験者が増えたのであれば御の字だ。

ボクの高校生時代、蛍雪時代の主な読者は受験生、生徒だった。いまは、高校の先生はじめ受験指導に当たる側らしい。ABC協会に旺文社は参加していないので、実売部数はわからない。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...