2013/07/08

短距離走の適正距離

昨日に引き続いて、今日も雷鳴。

大学院に進学した卒業生から論文の抜刷りが届いていた。修士論文をまとめたものだ。

「中学生における短距離走の適正距離に関する研究」陸上競技研究, 92(2), 7-14.

結論を見ると、短距離走の特性を考慮した場合、中学3年生の適正距離は男子は80m、女子は70m。この観点からすると、100mは技能を高めるための目標距離といえるのではないか、と著者。

現在、指導要領では中学1、2年生で50-100m、3年生で100-200m。見直す必要がありそうだ。上限の200mは長すぎる。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...