2013/08/12

雷大会

長野から戻る。靴で出かけ、帰りはサンダル。

東京は夕方から雨。しかも雷が花火大会のように続けざまに鳴る。いったい、どうなってしまったんだろう。

今日は母の新盆。長野では「あらぼん」と言う。朝一番で、20分ほどお経をあげてもらった。今日から忙しくなるらしい。

お坊さんが帰ってから、しばらく小5の姪とおしゃべり。なんでも、日記は3日分書けばいいのだという。びっくり。いつの間にこうなったのだろう。どういう「配慮」なのだろう。

兄とお寺へ行き、お墓に花を供え、樺で迎え火をやった。これまで家の前でしか焚いたことがなかったが、和尚さんの勧めもあり……。

兄と分かれ、何十年ぶりかに(市立)図書館に寄った。以前、県立図書館のあった場所で、市立になってからは初めて。ごくごく普通の建物だが、入口近くに「立ち小便禁止」の掲示があり、びっくり。こんな場所でする人がいるとは、ね。

入ってすぐの場所に、「戸井十月」の追悼コーナーがあり、生涯の紹介とともに10冊ほどが置かれていた。いいね。

せっかく来たので、涼みがてら本を読むことにした。『みすず』があった。原武史が「日記」を連載している。日付も入った本当の日記だ。しかも毎日載っている。5月7日の記事に、勤務先の図書館で記事検索をしようとしたら、パソコンを学生に占領されていたくだりが書かれている。職員に相談すると「学生の皆さんも研究のために使っているのですから」と言われ、反論したと言う。反論の内容は書かれていないが、反論する人なんだとびっくり。

最近知った、松尾スズキの『同姓同名小説』を読もうと思って、検索機で所在を調べた。検索パソコンには「あっ太君」という名前が付いている。見つからないことがないのだろうかと心配になる。書名欄に「同姓同名」を指定すると、この本のほかに、小林秀雄全集の9巻「私の人生観」がヒットした。もくじで探すとあった。「同姓同名」。2ページの掌編。彼はまじめ一本やりかと思ったら、そうではなかった。肝腎の松尾さんの本は書庫にあるので、今回は断念。

小学校時代の同級生に連絡すると、お父さんが脳梗塞で、今日もお見舞いとか。

長野駅に向かって歩いていると、文房具屋さんの店先で朝取れとうもろこしを売っている。戸隠産、1本100円。家族の数だけ袋に入れていると、中年男性のお客さんが、「これ、ふつうだといくらするの?と聞いている。聞かれた方もとまどっている風。

次のお店では昨日おしえてもらったばかりの「あかつき」を買った。

原武史の日記に影響されて、長文になってしまった(笑)。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...