お昼休み、学生と一緒にチラシをポスティング。
そのようすを見ていた人が、戻ると声をかけてきた。
ふだん構内の整理や清掃をしてくれている人だ。「シルバーの人」と言うらしい。
「何を配っているんですか?」
チラシを見せると、「住んでいるマンションで配りますよ」と言ってくれた。百戸ぐらいだという。ありがたくお願いした。
こんな展開になるとは。3日続けた甲斐があった。これだからやめられない。
聞けば、現役時代は高校の先生。「学生と話すのが楽しくて」。
感謝。
電車内で読み終えたのが、蜂飼耳さんの『空席日誌』。
平田俊子さんの『スバらしきバス』同様、詩人の散文はリズムがあって、読みやすい。
冒頭から飛ばす。駅で、立ったままちくわを食べている女の人が出てくる。出てくるテーマがボクの思い出と重なる。年齢が20以上違うのに不思議だ。犬に噛まれた話、どんど焼き……。
こんなくだりもある。「廃屋はどうしてこうも饒舌なのだろう。ときには、人が暮らしている建物よりもあからさまに、ここにいる、と訴える」。
以前、紀要に書いたエッセイ「饒舌な痕跡」を思い出した。
季節外れに買うビーチサンダルの話、「いまごろ、なんで」もある。ホテルで使うためで、水辺に遊びに行くためではない。ボクも、ビーチサンダルは旅のお供。
2013/11/14
フルネームで呼んでくれてありがとう
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...
-
バニアード (1999)の『 心理学への異議 』( 鈴木聡志 訳 2005)はいい本だ。内容も訳も。 その本の原注に、以下のような記述があったのをすっかり忘れていた。 心理学研究で調査される人を表現するのに「被験者(subject)」と「参加者(participant...
-
■コートネームとは 2013.7.5 http://www.osaka-shoin.ac.jp/life/report/2013/07/p=13896 バスケットボールのように展開が速いスポーツでは、いちいち「綾小路麗華シュ~~~ト」なんて名前で呼んでいる時間がないので...
-
『 卒業論文のデザイン 』読者のみなさんへ 文中で紹介した文献の改訂版、読書案内向きの新刊が出ています。以下はそのご案内です。 ▼p.16 「型を知り手本をまねる」最下行 『APA論文作成マニュアル第2版』→ 『 APA論文作成マニュアル第3版 』 ▼p.29 「コラム6 」C...