昨夜、台湾から戻った。
台北市内はずうっと雨。聞けば、2週間こんな状態だと言う。ようやく青空が見えたのが昨日。それでも雲の合間から。気温は10度前後。風が吹くとぐっと冷える。
例年は平均気温が17度、降水量も1年の中では少ない月。異常気象の部類なのかもしれない。ボクも風邪を引きそうになった。
夜市からの帰り道、学生が「先生、ビッグイシューを売ってますよ」と教えてくれた。100元(350円ほどか)で、うち半分が販売員に渡る。
台湾版ビッグイシュー、The BIG ISSUE Taiwanは、月刊で日本版と判型が異なる、雰囲気がポップだ。Offshoreによると、「毎号2万部発行され、アート・カルチャーに敏感な若者の間で愛読者の多い月刊誌」「日本でも、グラフィック・デザイナーや雑誌ファンの間で知られる存在となってきた」。レイアウトの参考になりそうだ。
誠品書店で『職人誌』を買い求める。同名誌の合本だ。「職人」は日本発の概念で……と説明されている。台湾全土から選ばれた52人の職人(筆職人、太鼓職人、ドラ職人など)が登場する。絵を見ているだけで楽しい。地図も載っている。
台北市内で目立ったものをあげるとこんな感じだ。ラバーダックの関連グッズ。古い町並み(歴史街区)の保存とリノベーション(剥皮寮や華山1914創意園区)。
宿では『コミュニケーション学がわかるブックガイド』の校正。
2013/12/29
フルネームで呼んでくれてありがとう
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...
-
バニアード (1999)の『 心理学への異議 』( 鈴木聡志 訳 2005)はいい本だ。内容も訳も。 その本の原注に、以下のような記述があったのをすっかり忘れていた。 心理学研究で調査される人を表現するのに「被験者(subject)」と「参加者(participant...
-
■コートネームとは 2013.7.5 http://www.osaka-shoin.ac.jp/life/report/2013/07/p=13896 バスケットボールのように展開が速いスポーツでは、いちいち「綾小路麗華シュ~~~ト」なんて名前で呼んでいる時間がないので...
-
『 卒業論文のデザイン 』読者のみなさんへ 文中で紹介した文献の改訂版、読書案内向きの新刊が出ています。以下はそのご案内です。 ▼p.16 「型を知り手本をまねる」最下行 『APA論文作成マニュアル第2版』→ 『 APA論文作成マニュアル第3版 』 ▼p.29 「コラム6 」C...