2013/12/29

帰国

昨夜、台湾から戻った。

台北市内はずうっと雨。聞けば、2週間こんな状態だと言う。ようやく青空が見えたのが昨日。それでも雲の合間から。気温は10度前後。風が吹くとぐっと冷える。

例年は平均気温が17度、降水量も1年の中では少ない月。異常気象の部類なのかもしれない。ボクも風邪を引きそうになった。

夜市からの帰り道、学生が「先生、ビッグイシューを売ってますよ」と教えてくれた。100元(350円ほどか)で、うち半分が販売員に渡る。

台湾版ビッグイシュー、The BIG ISSUE Taiwanは、月刊で日本版と判型が異なる、雰囲気がポップだOffshoreによると、「毎号2万部発行され、アート・カルチャーに敏感な若者の間で愛読者の多い月刊誌」「日本でも、グラフィック・デザイナーや雑誌ファンの間で知られる存在となってきた」。レイアウトの参考になりそうだ。

誠品書店で『職人誌』を買い求める。同名誌の合本だ。「職人」は日本発の概念で……と説明されている。台湾全土から選ばれた52人の職人(筆職人、太鼓職人、ドラ職人など)が登場する。絵を見ているだけで楽しい。地図も載っている。

台北市内で目立ったものをあげるとこんな感じだ。ラバーダックの関連グッズ。古い町並み(歴史街区)の保存とリノベーション(剥皮寮華山1914創意園区)。

宿では『コミュニケーション学がわかるブックガイド』の校正。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...