2013/12/30

発想の違い

台湾研修旅行の途中で電車を利用した。
悠遊カードでも行けるのだが、紙の切符が欲しくて窓口で買っ(てもらっ)た。
聞いていた価格よりも30(台湾)ドル高い。
見ると、表面に指定席が印字されている。
紙では指定席券しか売っていないのだろうか。
注意書きが書かれている。漢字を拾い読みすると「指定列車、指定座席のみ有効。それ以外は無効」。
日本の指定席券だと、乗り過ごしても自由席に乗れるのだが、そうではなさそうだ。
けっこうギリギリだったので、ちょっと緊張したが、間に合った。
車両は指定席専用車両ではなかった。ボクの席は空いていたが、他の席では後から来た人に席を代わっていた。こういうことらしい。指定席券を持っている人は当然、そこに座れるが、ただそれだけ。切符は座席の優先権を売っているだけ。車両は指定席と自由席に分かれていない。合理的だ。と思った。座席が有効に使えるからだ。

あとで調べたら、自由席の切符を買えることがわかった。どうやら買ったのが指定席券だったということ。

台湾観光案内のサイトにはこう書かれている。
指定席の場合、自分の購入した席に人が座っていることがあります。 そのような場合は「自分の席です」と言えばよいのです。空いている席には、誰でも座ってよいことになっています。後から、指定券券を持った人が来たら、その席から立つだけ。切符を見せれば相手に伝わります。声を掛けるときは、「すみません」(對不起:トェープーチィ)、代わってくれたら、「謝謝」(シィエシェ)と言いましょう。

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