2014/02/17

本でつながる

将来、本にかかわることができないだろうか。そう考えることがある。

古本屋兼貸本屋というか、そこで本を読みながらおしゃべりしたり、お茶をしたり。本を介したコミュニティセンターのような場所を作りたいと思っている。本の物々交換でもいい。

当然、都会では不要な場だ。図書館も充実しているし。だから、少し辺鄙な場所に住まなければならない。それが問題と言えば問題。

そう思っていた矢先、人生の先輩から届いた年賀状に目が止まった。

「変なことを始めましたが、面白いです」
「バーチャル古書店をアマゾンで試みています」

さっそく見に行った。ラインナップはボクの本棚に近い。顧客の評判もいい。キャッチフレーズは「お客様に高水準の商品やサービスを提供するよう、努力を惜しみません」。

あの人がこんなけなげなことを言うとは、現役時代を知る身にはビックリ。

同時に群馬の田舎に転居している。

さて『西荻窪の古本屋さん』。居心地のいい本だ。いつまでも、ここにいたいような不思議な気持ちだ。不思議すぎる。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...