2014/07/15

カッパ・ブックス

サンドラ・ヘフェリン『ドイツ節約生活の楽しみ』1970年刊。
ひさしぶりにカッパブックスを読んだ。
食品の持たせ方、黄色い花は長持ちすること、といった実用知識(いまだと実用情報と表すのだろう)はありがたい。同時に、カッパ文体がなつかしかった。
カッパ・ブックスの時代』を読んでから、カッパブックスを読むと、その本を担当した編集者にも思いが馳せる。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...