5、60年代のデザインを展覧会でスバル360を見た。1958年に生産開始し、70年までに39万2,000台が生産されたという。
スバルで上高地に行ったこともある。小さい割に中が広い、そんな記憶しかなかった。今回、久しぶりに見ると、外も中もスッキリしている。ステアリング・ホイールが細いのなんの。シートも薄い。ミニマリズムを彷彿とさせる仕上がりだ。
車体デザイナーは社外の佐々木達三。彼はスバルを模型から作ったらしい。車のエンブレム(六連星マーク)も彼のデザイン。
50年代は柳宗理も活躍している。有名なバタフライ・スツールは1954年作。杉野芳子のファッションも、東芝電気釜(社内デザイナーだろうか)も、亀倉雄策のニコンFも50年代。
1960年代のインダストリアルデザインは、これらの延長上にあるようには見えない。なぜ50年代に、こんなデザインが花開いたのだろう。
2014/08/31
フルネームで呼んでくれてありがとう
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