両親と姉のお墓参りをすませたあと、父母それぞれの実家に連れて行ってもらった。
父の実家を訪れるのは40年ぶりぐらいだろうか。建物はアルミサッシに変わっていたりすあるものの、ほとんどそのまま。小さい頃撮った写真そのままだ。中の急な階段もそのまま。
近くの古い墓地がいっそう古くなっていた。かつて土葬だったので、雨の日に通ると、青白い光を見たような記憶がある。当時は気づかなかったが、神道。墓石の名前は実名で書かれている。
いま住んでいるのは叔父の奥さん一人だけ。現在、80代後半。毎日畑の世話をしている。帰り際、真っ赤に熟したトマトをたくさん頂戴した。
母の実家は数年ぶり。
最近、熊や猪がおりてきて、スイカやトウモロコシ、ナスを食べてしまうのだと言う。自衛策として、とうとう電気柵を設置。
どちらの家でも、つまようじが仕掛け付き楊枝入れで出てきたのにはびっくり。父の実家は、爪楊枝が飛び出すタイプ。母の実家はキツツキが加えるタイプ。お茶請けに漬け物が出る土地だけある。
共通点はもう1つ。薄暗い部屋があるところだ。今の間取りはすべての部屋に光を、が基本。
かつて、近くには農協の店舗があった。それも今はなく、日常生活は大変そうだ。どうなってしまうのだろう。
2014/08/05
フルネームで呼んでくれてありがとう
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