授業の準備で、援助行動の研究のきっかけになったキティジェノベーゼ事件を調べていたら、今年3月でちょうど50年。関連書籍が出ていることを遅ればせながら知った。
Articles
A call for help: What the Kitty Genovese story really means (The NEW YORKER)
What the Kitty Genovese story really means.
Latané responds to New Yorker article on Genovese murder
Books
Fifty years after Kitty Genovese
Five decades later, we’re still asking ourselves: “If I had been there, would Kitty have lived?”
Kitty Genovese: A True account of a public murder and its private consequences
拾い読みぐらいしないといけない。
重要な事件を忘れない仕掛けができている。
2014/09/08
フルネームで呼んでくれてありがとう
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...
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バニアード (1999)の『 心理学への異議 』( 鈴木聡志 訳 2005)はいい本だ。内容も訳も。 その本の原注に、以下のような記述があったのをすっかり忘れていた。 心理学研究で調査される人を表現するのに「被験者(subject)」と「参加者(participant...
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■コートネームとは 2013.7.5 http://www.osaka-shoin.ac.jp/life/report/2013/07/p=13896 バスケットボールのように展開が速いスポーツでは、いちいち「綾小路麗華シュ~~~ト」なんて名前で呼んでいる時間がないので...
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『 卒業論文のデザイン 』読者のみなさんへ 文中で紹介した文献の改訂版、読書案内向きの新刊が出ています。以下はそのご案内です。 ▼p.16 「型を知り手本をまねる」最下行 『APA論文作成マニュアル第2版』→ 『 APA論文作成マニュアル第3版 』 ▼p.29 「コラム6 」C...