2014/11/07

ひょんなことから

ある先生(アンドウマン)への「贈る言葉」を書く参考にしたくて、アンパンマンの絵本を借りに行ったのだが、ある訳もなく、やなせたかしの本ならあるよと言われ、借り出した。没後、『アンパンマンの遺書』が話題になったものの、そのままだった。

やなせたかし 明日をひらく言葉
何のために生まれてきたの?

どちらもPHP刊。同社との結びつきは、「アンパンマンも、やさしいライオンも、その原型は雑誌『PHP』かがはじまっている」から、とか。

93歳の著者曰く、「人生の最大のよろこびは何か? それはつまるところ、人をよろこばせることだと思った。『人生はよろこばせごっこ』だと気づいたとき、とても気が楽になった」。

『アンパンマンの遺書』も読んでみよう。原稿締切は11日。


南日本新聞の広報号外が出た。「川内原発、全国初 再稼働知事同意」
「鹿児島県の伊藤祐一郎知事は7日、臨時県議会の本会議後に記者会見し、九州電力川内原発1、2号機の再稼働について『やむを得ない』と述べ、同意を表明した」。誰が喜ぶのだろう。
「やむを得ない」という言い方は、もちろんずるい。 「決めたのは私ではない。周りだ。だから私に責任はない」と同義だ。政治家に共通した責任たらい回しの言い方でもある。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...