この春オープンした複合施設で、メインは図書館。設計管理を久米設計、施工を清水建設が担当。
外観も内部も木を強調した作りになっていて、周りの緑と合う。
1階に大学史資料コーナーがあり、ディスプレイ上で「農大新聞」が読める。いいアイデアだ。東経大の新聞(大倉高商新聞、東京経済大学新聞)は電子化されているのだろうか(復刻版のデータが使えると話は簡単)。
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図書館が単独の建物がなくなったのはいつごろからなのだろう。
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...