深田和範『マネジメント信仰が会社を滅ぼす』を読んだ。
自己点検とか外部評価とか、そのための資料づくりとか、いわゆる管理的作業に割く時間が増えている。話し合いでもリスク管理にふれる機会が増えている。結果として、慎重な決定(コーシャス・シフト)に落ち着く。
なんだかなあと、本末転倒のような感じを覚えながら、図書館をぶらぶらしていて目にとまった本がこれ。
本来の趣旨とずれるかもしれないが、責任を追及されないしくみがマネジメントであることを本書は教えてくれる。その裏返しが「自己責任」。
2015/01/23
フルネームで呼んでくれてありがとう
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