西鉄電車に乗ったら、車内放送が人力で、かつシンプルで昔の電車のよう。次の停車駅を2度繰り返すだけ。ドアに注意!もなければ、開閉時のピンポンもない。ケータイ注意もないし、英語放送もない。ホッとする。用がなくても乗りたいぐらい。
降りた高宮駅の構内には矢印も、階段の上り下り表示もない。乗降客が少ないのだろうか(1日平均18,769人)。
対照的なのが福岡市地下鉄。広告はじめ、無音時間の方が短いぐらいに、いろいろ流れる。中国や韓国からの旅行者が増えているのに、対応できていないようだ。車内の表示板は外国では英語が2回表示されるだけ。外国語は音声よりも文字の方が確実に伝わる。
市内の交差点表記も気になったことの一つ。日本語の下に添えられる英語表記の末尾がIntersection。例えば「中洲新橋」だったら、Nakasu-shimbashi Intersection。Intersectionがないと、そこを呉服町と思ってしまうとでも思ったのだろうか。であれば、日本語であっても同じ(国土交通省の福岡市中心部における道路案内標識の英語表記内容の方針(案))。そもそも交差点に設置されているのだから、不要なのでは。検討委員会の名簿を見ると、記号論や言語学の専門家は含まれていない。
これと逆が都内。日本語が「国会前」なら、英語はThe National Diet(最近まではKokkaiだった)。国土交通省で一貫した方針はない証左か。
固有名詞も実は悩ましい。ふりローマ字にするか、発音優位で行くか。極端な例で言えば、「さけ」と読ませたくてsakeとしても、セイクと読まれるのが関の山。sakiがサケに近いのかも。
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西鉄電車は妖怪ウォッチのラッピング電車を運行中。