2015/02/21

強いは弱い、弱いは強い

東京新聞のコラムで知った稲垣さん。
雑草以外の本を選んで読んだ。
弱者の戦略』。

内容は、一転二転したかと思えば、三転四転、n転する。

それぞれの種が勝手に生き延びようとして行っていること(その過程で「個」は犠牲になる、というか、そもそも個という概念が存在しない。個が顕在化する種はヒトぐらいか)が進化をもたらし、結果として全体が調和しているように見える。全体を見通して何かができる訳ではない。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...