2015/02/25

個体距離

日本語・日本文化研修の修了式に飛び込み参加した。

研修生は、中国と韓国の学生12名。

修了証が、学長からひとりひとり手渡された。
その光景がなんとなく日本の学生の場合と違う。気づいたのは以下の2点。
  1. 学長が研修生ではなく、聴衆の方を向いて読み上げたからかもしれないが、もらう本人も隣りに立って、いっしょに修了証を見ている。二人で並んで譜面をながめているようで、なんとも微笑ましい。
  2. 横に並ぶからかもしれない。二人の距離が、いまにも肩が触れ合わんばかりの近さなのだ。
学長がフレンドリーであることも関係しているのかもしれないが、かれらの個体距離は小さそうだ。

2週間の研修を終え、明日帰国する。


昨日から花粉症状が強まる。

フルネームで呼んでくれてありがとう

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