性を意識(プライミング)させたいのであれば別だが、そうでなければ性以外のカテゴリーを使う。人々でもいいし、若者でもいい。学生でもいいし、市民でもいい。
「彼」が男性をイメージさせるのであれば「かれら」と書くとか。
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パソコン上の辞書には、「彼」は「明治期まで男にも女にも用いた」とある。その後の経緯が気になる。
2019年7月14日改訂
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...