2015/11/12

システムの破綻

いまや日常的風景になってしまった、トラブルによる電車の遅延。

ある駅の発車案内。といっても、どこの駅も変わらない。

ただいま10時13分。しかし10時4分の武蔵小金井行きはまだ来ていない。いつ来るのか。

いったん遅れてしまったら、時刻表を再現しただけの静態情報(絶対表示)はお手上げだ。遅れている場合、たとえば「5分遅れています」と出ることもある。しかし、その場合、本来の時間が表示されないので、何時に来るのかはわからずじまい。

これが気になったのは、台湾に行ったとき、台北市内のMRT(台北都市鉄道)の発車情報が相対表示、つまり電車が来るまでの時間表示(カウントダウン方式)になっていたからだ(undoさんのブログに写真がある)。

ベルリンの電車もそうだったような気がする。これであれば、時計も見る必要がないし、いつ来るのかも直感で分かる。

利用者としては相対表示(動態情報)の方がありがたい。その分、システムは複雑になるのだろう。