2016/01/11

正月に走る意味

今年の箱根駅伝、学連選抜で東経大の選手(吉村くん)が走った。

酒井順子さんのテーマ書評が駅伝(昨日の東京新聞)。
  1. アダーナン・フィン『駅伝マン』。酒井さん「『将来のことなど考えず、無理を押して箱根を走る』みたいな話にウットリしがちな自分にも気づかされました」。フィンさん、本人も駅伝チームと一緒に走っている。
  2. 生島淳『箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ』。早稲田の中村清監督「陸上は神聖なものだ。祈りであり、信仰だ」。酒井さん、五輪に「つながらないからこそ」人気なのかもしれません。
  3. 三浦しをん『風が強く吹いている』。酒井さん、「『なぜ走る』という疑問は『なぜ生きる』という疑問に通じるからこそ」駅伝に惹かれるのだろう。
ちょっと読んでみたくなる。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...