2016/03/13

げんぷうけん

意外なところで40年前に出会った。

行司千絵さんの『おうちの服』だ。副題が「世界で1着の服」。
本書は、彼女の作った服を来ている人たちに彼女自身がインタビューしたもの。

秋野さん・井上さん夫妻の紹介記事に現代風俗研究会の初期の話が出てくる。
当初、例会や総会は法然院で開かれていた。橋本峰雄さん(先代貫主、神戸大教員)が発起人の一人だったからだ。もう40年前の話である。
ずっと会場は法然院だと思っていたのだが、この記事によれば、夫妻の住む徳正寺でも例会は開かれていたらしい。
記憶違いかと思って調べた。
どうやら創立当時のことではない。知らなかったのだが、最近はときどき徳正寺で開かれている。
この本自体も雰囲気のあるすてきな仕上がりだ。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...