左は目白駅構内、右は明日館ホール。
目白駅の写真はエスカレータの案内板を撮りたくて写したもの。帰ってから見たら、明日館の雰囲気に似ている。
屋根(天井)、そしてステンドグラスのようなガラス窓。そっくりだ。明日館の最寄り駅だからだろうか。どこかに大谷石を使ってくれたら、きょうだいのよう。いまの駅舎は2000年に改築している。
明日館の教室では、日本の学校初と目される緑の黒板の紹介があった。緑はロイドの選択か。写真でわかるように、壁に埋め込まれ、枠が長押のように見える。建物の完成、と同時に開校したのが1921年。関東大震災の直前だった。
当時の自由学園の規模は手頃。最初は、普通科26名(小学校相当?)、翌5月に高等科59名が入学している。
遠藤新の建物を見るのは葉山についで2つめ。
学校は毎日を過ごす空間。使い勝手にも視覚的にも快適に越したことはない。室内は木が多く使われていて、落ちつく。什器類もオリジナル。
意外だったのは、写真で見るよりも何重にも小振りなこと。施設の天井は高いものと思いこんでいるからだろうか。明治村で帝国ホテルを見たときもそうだった。ミニチュアかと思うほどの大きさだった。天井が低い。