2016/09/08

ソウルの国立墓地


 ソウル市内の南に「国立ソウル顕忠院」という国立墓地がある。
 案内によれば、143万平方メートルの敷地に朝鮮戦争戦没者(全体の8割)を中心に、5万4千人が埋葬、16万9千人が眠っている。国葬になった歴代大統領も埋葬されている。
 写真は一般戦没者の区画で、一人ひとりに生花が飾られている。墓碑の多さ、そして手入れに圧倒される。金大中のお墓も見たかったが遠すぎて、たどり着けなかった。
 院内の一画に「靖國橋」という小さな橋がかかっていた。説明がハングルで書かれていて、内容はわからなかった。
 ここは、日本で言えば「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」のような施設なのだろうが、埋葬対象者は戦没者に限られている。したがって今後も墓碑は増えない(はずだ)。日本の歴代首相をお参りしたいと思っても、どこにあるのか、探さないとわからない。
 千鳥ヶ淵戦没者墓苑のサイトを見ていたら、こんなページに出くわした。
 「落とし物のお知らせ」。不思議なページだ。