2016/11/13

台湾の名前事情

 台湾新聞の11月7日号に「改名で運勢アップ?」と題するエッセイ(文:You Li Xiang)が載っていた。

 数年前、台湾でインタビューした時に教えてもらったことと変わらないが、備忘録を兼ねて書いておこう。
 2003年に「姓名条例」が大きく修正され、3回まで改名が可能になった。条件は、以下の6種類。
  1. 同時に、一つの機関、機構、団体又は学校において、姓名が完全に同一の人がいる場合
  2. 三親等以内の直系尊属と名が完全に同一の場合
  3. 同時に、一つの直轄市、県(市)に6ヶ月以上居住し、姓名が完全に同一の人がいる場合
  4. 公務員への任用時に姓名が完全に同一であることが発覚し、任用機関から通知を受けた場合
  5. 指名手配犯と姓名が完全に同一の場合
  6. 命名文字の字義が低俗・下品又はその他の特殊な原因がある場合
日本(以下の条件)に比べると緩い。
  1. 永年通称名として使用した場合
  2. 書きづらく読みづらい場合(奇名、珍名を含む)
  3. 女性でありながら男性と間違われたり、又はその逆の場合
  4. 神官や出家して僧侶になった場合
  5. 結婚などで家族に同姓同名になった場合
  6. 伝統芸能や商売上で襲名した場合
  7. 精神的苦痛を伴う場合

 弁護士の若林さんによれば、日常生活圏内に同姓同名者がいることが理由とされるケースが多いのが特徴的である。開運で変える人もいるのは、インタビューで知った。

 最近、名前に関する記事が載っていた。

台湾最新姓名统计:家豪、淑芬蝉联男女最常见名字冠军
2016年10月26日 18:20 来源:中国新闻网

 中新社台北10月26日电 台湾内务部门最新姓名统计分析26日出炉,全台湾男性与女性最常见的名字仍由“家豪”与“淑芬”获得冠军。这两个名字已连续多年夺冠。

 根据分析,全台十大常见名字,男性依序为家豪、志明、俊杰、建宏、俊宏、志豪、志伟、文雄、金龙、志强;女性依序为淑芬、淑惠、美玲、雅婷、美惠、丽华、淑娟、淑贞、怡君、淑华。

 该姓名统计两年进行一次,今年首度加入老化指数分析,全台十大姓中,老化指数最严重的是刘姓,老化指数99.73,刘姓老化人口已趋近幼年人口数,如不增加刘姓幼年人口,未来刘姓人口有可能从台湾十大姓中退出。

 据了解,全台十大姓氏为陈、林、黄、张、李、王、吴、刘、蔡、杨。陈姓约有261.9万人,占11.14%,与2014年比较,人口数增加最多,增加1.4万余人。

 今年还首度将爱改名的年龄列入分析项,发现台湾民众最喜欢改名的年龄是30岁,有2.1万余人在30岁改名。其次是29岁、31岁、28岁。满一岁前,也爱改名。

 2010年至2015年,台湾改名人口数已超过64.17万人

 另据台北市民政局针对8万名新生儿的名字统计,近三年的新生儿名字,以男宝宝的“柏睿”以及女宝宝的“咏晴”最热门,新一代热门名字走起梦幻风格,取代了过去的“怡君”、“志明”。

 其中,以“柏睿”替男宝宝命名最热门,共有128名,二到五名则为品睿、宸睿、宥廷和柏宇;而替女宝宝命名为“咏晴”的多达100名,品妍、品妤、子晴和宥蓁位居二到五名。此外,宥安、品希、子晴则为不分性别的热门名字。(完)

 留学生に訳してもらった。

 台湾 名前ランキング2016 最新:
「家豪」(男性名)、「淑芬」(女性名)は一番多い名前を保持
 2016 年 10 月 26 日 18:20 中国新聞網

 中新社台北10月26日。台湾内務部の最新統計によると、台湾で一番多い名前は長年続く「家豪」(男性名)と「淑芬」(女性名)だという。

 分析によると、台湾での男性の名前ランキング10位は、家豪、志明、俊杰、建宏、俊宏、志豪、志伟、文雄、金龙、志强で、女性の名前ランキング10位は淑芬、淑惠、美玲、雅婷、美惠、丽华、淑娟、淑贞、怡君、淑华である。

 この名前についての調査は2年ごとに行っていて、今年は初めて年齢も調べた。結果によると、台湾で上位10位の苗字で、年寄りで一番多かったのは「劉」だった。老化指数は99.73で、新生児に近づいている。このことから「劉」の苗字を持つ新生児が増えなければ、「劉」という苗字は台湾の苗字トップ10から姿を消す。

 今、台湾で多い苗字トップ10は、陳、林、黄、張、李、王、呉、劉、蔡、楊だという。陳の苗字を持つ人は約261.9万人、11.14%を占め、2014年の結果に比べ、人口の増長が一番多く、約1.4万人増えた。

 今年は初めて、名前を変えた年齢も調査した。台湾人で一番名前を変えたがる年齢は30歳で、約2.1万人は30歳ぐらいの時に名前を変えたことがわかった。その次は、29歳、31歳、28歳だという。1歳前でも名前を変える人も多い。

 2010年から2015年まで、台湾で名前を変えた人は64.17万人を超えた。

 この他、台北民政局は8万新生児の名前について統計を行って、この3年間で、一番人気のある名前は「志明」(男子)、「怡君」(女子)に代って、幻ぽっい「柏睿」(男子)、「咏晴」(女子)だと明らかにした。

 男子の名前は「柏睿」が大人気で128人、次のトップ5は品睿、宸睿、宥廷、柏宇だ。女子の名前は「咏晴」が一番多く、100人になっている。つづいて、品妍、品妤、子晴、宥蓁が人気がある。ついでに、 宥安、品希、子晴 という名前が性別に関わらず、人気を博しているという。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...