2016/11/11

チャーミングな芸術家

昨日、Jung Yeondoo(ヂョン・ヨンドゥ)さん(1969年生まれ)の講演を聞きにムサビ。

 たっぷり2時間。おもしろく、楽しかった、に尽きる。

 写真をやると、写真家と言われ、料理をすると、料理家と言われ、とその都度、いろいろな言われかたをされると、本人、苦笑。制作中の作品も見せてくれた。

 子供が描いた絵を実際に再現して撮影した作品(ワンダーランド)では、男性の同性結婚が登場。場面は二人の結婚式で、一人はブーケを手にしている。周りの人は祝福と同時に驚きの顔。二人の真ん中には、もう赤ん坊。画像にリンクを張りたかったが、見つけられなかった。

 学生が「作品でヂョンさんの伝えたいことは?」と質問した。

「ないんです。私は(とりあえず被写体になっている)その人たちの伝えたいことを媒介するだけ」。

 水戸芸術館で、さくねん彼の展覧会があった。「ヂョン・ヨンドゥ 地上の道のように」。アーツ前橋でも企画があった。

 明日、中央大学に登場する。



 彼の話を聞きながら、永年のプランを実行に移したくなった。考えてみよう。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...