2017/11/14

文章の矢印

前回、「(金子)文子の思想が太い矢印のように地べたを走り始める」で終わったブレイディみかこさんの連載。11月号では冒頭で矢印が登場する。
クリスマス休暇をアイルランドで過ごしたマーガレットは、ダブリンの地下に溜まったマグマが巨大の矢印のように一つの方向に流れ始めているのを感じた。それは綿密に、周到に計画された軍事作戦ではなかったが、蜂起に向け静かに助走を始めた人々の情念にはやむにやまれるパワーがあった。
女たちのテロル 8 「鳩のように静かに、蛇のように企てよ」図書11月号

視覚的なものより、はるかに迫力がある。



文章に出てくるマーガレットとは誰なのだろう。先月号と今月号を読む限りで特定できない。

「詠まざるを得ぬ」

「ふるさとの基地に殺された娘たち隆子に由美子徳子も里奈も」玉城洋子  天声人語(2025/01/11)で紹介。 「基地に殺された娘たち」三十一文字に詠まざるを得ぬ、目の前の現実  朝日新聞 2022年9月5日 10時00分 米兵に、そして米軍事故に。