2019年6月22日 09:20 熊本日日新聞
中学校教員の場合、参加48カ国・地域の平均労働時間が週38.3時間だったのに対し、日本は週56.0時間で、2013年の前回調査を2.1時間上回り、連続で世界最長となった。今回新たに調査に加わった小学校教員の労働時間も、15カ国・地域で最長の週54.4時間だった。
県教組は「新採の大半が部活動を担当し、通常の勤務時間内にはこなせない報告文書や計画書を放課後や土日に作成している」と分析。これを勤務とみなすと、残業時間は「過労死ライン」とされる月80時間を優に超えることになるとみている。
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教員志望者の減少に拍車をかける報告だ。授業準備に、子供とのやりとりに時間が取れない。給食時間も短いと聞いた。こんな働き方の学校に子供が行きたくなるだろうか。不登校の増加に拍車がかかりそうだ。