2019/11/27

ミュージアムめぐり@青森

先日、青森を回ってきた。意外に暖かく、用意した防寒グッズ(マフラー、手袋、ダウン)は使わずにすんだ。三日間とも快晴。

1日目 => 新青森駅 -> 青森県立美術館 -> 青森駅

2日目 青森駅 -> 浅虫温泉駅 -> 駅前足湯(混浴)-> 浅虫温泉駅 -> 三沢駅 -> 寺山修司記念館 -> 三沢駅 -> 八戸駅

3日目 八戸駅 -> 十和田市現代美術館 -> 八戸駅 =>


*一言コメント

森県立美術館は館内が見事に真っ白(青木淳設計)。部屋の出入り口はドアで閉じられている。設計者は街の中を歩くように回ってほしいそうだが、けっこう迷う。同じ場所を行ったり来たり。奈良美智のあおもり犬は8.5m。
今回は企画展がよかった。子供たちの版画、特に紙版画はなつかしい。ボクも小学生のころ、図画の授業でやった。青森には綴り方ならぬ版画による教育運動があった。ついでながら安藤昌益の文章を初めて読んだ。人は米なり。

山修司記念館の館内は薄暗く、懐中電灯で歩くような感じだ。
高校生のとき、書道の時間で「あゝ荒野」を書いたのが彼との最初の出会いだった。東京に行ったら天井桟敷に行こうと思っていたが、けっきょく行けなかった。が、天井桟敷も記念館も設計は栗津潔。少しは当時を味わえた気持ち。
三沢駅と寺山修司記念館のあいだは無料バスが運行している(ふだんは土日だけ)。そのバスを待つあいだ、三沢駅前に一軒しかない食堂でほっけ定食を食べた。まだ時間があったので、周辺にある寺山修司ゆかりのスポットを散策。彼の育った場所を少し味わえた。かくれんぼで鬼にさせられることが多かったという墓地も(当時のいじめ)。寂しい雰囲気なのだが、侘しくはないのが不思議。

和田市現代美術館は、建物の雰囲気が金沢21世紀美術館と似ている。金沢は妹島和世と西沢立衛のユニット。十和田は?と調べたら、西沢立衛だった。建物自体は小さいが、通りの向こう側や町中にも作品が展示されている。それらを含めると広い。市内はゴーストタウンのようにガランとしているが、美術館の周辺だけは人だかりがしている。
八戸駅から十和田市現代美術館へは割引パスがある。乗車時間は1時間強。しかし遠い感じがしないのが不思議。

青森で会った人はみな暖かだった。また行きたい。今度は本八戸と弘前へ。

フルネームで呼んでくれてありがとう

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