名前の日はヨーロッパ、とりわけ北欧における慣習。以下は、橋本ライヤさんのコラムからの引用です(奥田ライヤほか (2025)『10のレッスンでわかる入門フィンランド語』スリーエーネットワーク)。
フィンランドで私たちは名前の日を持つ伝統があります。クリスマスの日と元旦を除いて、毎日が誰かの名前の日です。いろいろな名前がカレンダーに記載されています。
友達の多くは私の誕生日を知りませんが、私の名前の日は知っています。
カレンダーに書かれている名前は昔の聖人の名前や、歴史上の人物の名前や、新しくフィンランドに入った名前などです。
誕生日はプライベート情報。それに対し、名前の日はパブリック情報。宗教上の理由もさることながら、誰もが知りうる誕生日が名前の日。プライバシーを守りながら、誕生を祝うしかけとも言える。命名は社会的誕生であり、その意味で名前の日は社会的誕生日である。私がかつてインタビューしたフィンランド人も、本来の誕生日より、名前の日に誕生を祝うことのほうが多い、と話していました。