山本一生の『日記逍遥 昭和を行く』を買った。古川緑波など面白そうなところを拾い読みしているのだが、中に織り込まれていた新刊案内に目を通していると面白い一言を発見した。
『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の100年史』という本の紹介文だ。その中に「…2時間でつかめる日本と朝鮮の近現代史」とあるではないか。新書は、2時間が平均読破時間なのだろうか。測ったことはないが、私はもう少しかかっている気がする。
さてロッパに戻る。彼は「日記でも付けなかったら、生きてた証拠あらへん」と記すほどの日記魔。「日記は、…書くときのたのしみである」とも。
本書には、「日記を書くために生まれてきた人間」と評されるほどの矢部貞治、82年も日記を書き続けた内田収三も登場する。