2011/09/19

名古屋の商店街

名古屋大学で日本社会心理学会の第52回大会。年々、キャッチーなタイトルの発表が増えている。

今回寄った商店街は、大須商店街
一緒に行ったKさんが「極楽蜻蛉」と書かれた黒いTシャツを買った、そのお店の店主曰く、大須は「名古屋の浅草仲見世」。しかし、このたとえは単に大須観音の参道だからに過ぎないのではないだろうか。実際には大違いで、ふっきれている。
商店街としては昭和をウリにしているようだが、それ以上に、ユニークな店主による外装や店内が好き勝手状態を呈している。飲食店の活況は、日本と言うよりもアジアの一角と言う雰囲気に満ちている。例えば、オッソブラジル。外国人も多い。

そして円頓寺商店街。
円頓寺商店街は寂れに寂れている。シャッター街を通り越して空き地が目立つ。ただ脇に外れると、ところどころにユニークな飲食店がある。そのひとつがアウトレットワイン酒場。たまたま寄っただけなのだが、オーナーの話だと、名古屋はいまスペインバルがブームなのだという。

おまけ 遅ればせながら、Embodied cognitionという概念を知った。おもしろい。身体を使うことの重要性の主張でもある、と思う。同じ斜面でも、一人より二人で上った方がゆるく感じるとか…。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...