2012/01/01

あけましておめでとうございます


あらためて、3.11。
この日、年度最後の教授会が終わり、夕方から開かれる定年退職のHさんの慰労会を待つだけだった。その日常が、14時46分、突然寸断された。
翌日は、韓国へ出かける予定だった。ソウルの宿をキャンセルせねば、と韓国人の同僚に電話してもらったら、サイトで予約した場合はサイトからキャンセルしてほしいと言われ、ガックリしたり(結局、ことなきを得た)。
帰宅をあきらめかけていたところ、弟から電話があり、自宅まで送ってくれるという。3時間ほどかかっただろうか。
家の被害は、お皿が1枚割れただけ。妻は職場泊。
やがて、原発事故のニュースが入り、だんだん気持ちがふわふわしてきた。
3月11日はそんな一日だった。

サバティカルもあと3ヶ月となった。この間、行けるところは行っておきたい。名前インタビューも兼ねて。


☆賀状から
昨年は、じっとしていられず、あちこち飛び回っていました。国内は北海道から沖縄まで、海外は韓国、台湾と周り、国際学会でトルコと、多様な文化を経験しました。なかでも市場を歩くのは楽しく、屋台や食堂では、つい食べすぎました。

今年もよろしくお願いします。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...