早めのお昼を食べて、今和次郎展のシンポジウムで汐留へ。
シンポジウムでは、荻原さんが彼の生涯をフォローすれば、黒石さんは彼の仕事の時代背景や社会背景、功績の意義を説く。彼のやった仕事は考現学に限らないが、代表的な仕事であることには違いない。
その考現学は部分的に、大田垣晴子が『ふつうのファッション』で、堀井憲一郎が「ホリイのずんずん調査」(昨年6月で終了)で実践している。大田垣は、本の最後で、だけど、これが何の役に立つのかなあみたいなことを書いている。「今」が話題になっても、例えば、同じ場所で同じ関心にもとづく調査をやろうとする人を見かけない。それが考現学の限界なのかもしれないし、現代なのかもしれない。
その後、有楽町まで歩き、途中、TSビル(元東芝本社ビル)で、海産物の復興ショッピング。夕方から、りえこさんに名前インタビュー。