2012/10/20

長い一日

今日から61歳。母親に電話でお礼を言いたくても、もう叶わない。来週、長野へ行くので、そこで伝えよう。耳に届くといいのだけれど。

打ち合わせの約束があり、出版学会開催中の大学へ。社会心理学会と違い、黒っぽい服装の人が多い。研究者よりも業界関係者が多いのだろうか。

さて、こまごました用事を済ませ、6号館を出ると、起震車が止まっている。ついさきほどまで構内で防災関係の行事があり、その一環なのだそうだ。職員の人に誘われるままに乗車。
関東大震災級の震度7という「上級」地震を体験。揺れていた時間は1分20秒だったが、主観的には数分、いや10分近い。車内は何も落ちてこないので、テーブルの脚につかまっているだけで済んだが、時間の感じ方といい、恐怖でいっぱいになりそうだ。ゆるんでいた気持ちがキリッ!

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...