ボクがもらったのは自分の母子手帳。
「お産の記事」と題するページの最上段が「分べん日時」。
そこに書かれていたのは誕生日の翌日、午前1時15分。体重は2,600瓦。
「配給の記事」というページもある。
26.9.7 妊婦用砂糖券交付
26.11.20 母乳用砂糖券交付済
まだ、この時代、砂糖は配給物だったのだ。大変な時代に産んでくれたことにあらためて感謝するしかない。
さて、いま使っているエプロンは、大学に入ったとき、母の作ってくれたもの。これも(生前贈与の)形見だ。
同じ箱に、5年後に生まれた弟の母子手帳もあった。ボクのときにはなかった児童憲章が表紙裏に載っている。いい時代に生まれたものだ。
あらためて、娘の「母子健康手帳」を確かめると、どこにも児童憲章が載っていない。テンプレートに載っていない。いまこそ載せたい。