2013/06/23

形見分け

きょうだいで集まって、母の形見分けをした。

ボクがもらったのは自分の母子手帳。

「お産の記事」と題するページの最上段が「分べん日時」。
そこに書かれていたのは誕生日の翌日、午前1時15分。
初めて知った「本当」の誕生日。ガーン(笑)
ずっと「表現力が豊かで、鋭い観察眼の持ち主」と思っていたけど、本当は「理想主義者にして、実用主義者の一面も」だった(笑)

体重は2,600瓦。

「配給の記事」というページもある。
26.9.7 妊婦用砂糖券交付
26.11.20 母乳用砂糖券交付済
まだ、この時代、砂糖は配給物だったのだ。大変な時代に産んでくれたことにあらためて感謝するしかない。

さて、いま使っているエプロンは、大学に入ったとき、母の作ってくれたもの。これも(生前贈与の)形見だ。

同じ箱に、5年後に生まれた弟の母子手帳もあった。ボクのときにはなかった児童憲章が表紙裏に載っている。いい時代に生まれたものだ。

あらためて、娘の「母子健康手帳」を確かめると、どこにも児童憲章が載っていない。テンプレートに載っていない。いまこそ載せたい。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...