思春期のときに悩んで苦しんでいたわたしの「生と死」は、“名詞”だった。ベトナムの若い人たちは、「生きるか、殺されるか、生き延びるか」でしょ。それは“動詞”なんです。そのことに気づいて、なんて自分は甘いんだろうって。生きたいのに殺されるかもしれない戦争の中にいるベトナムの人は、どんなに厳しいかと思うと、自分はそれを伝えるために写真をやっていこうと、そのとき決心しました。
1枚の写真に写真家の力量はいるけれど、見る人にも力がないと読み解けない。そのことを意識するようになって、これは面白いっと思えたの。撮る人と見る人の緊張関係がある。これはムービーにはないと気づいた。写真と並行して、ムービーをやろうと思った時期もあったけれど、写真一筋で浮気しなくてよかったわ(笑)。ネコの撮り方入門 1(岩合光昭のネコ写真ワークショップ)
見下ろすとかわいらしさが半減するので、目線はネコと同じくらいが理想。……ネコに近づくとき、動作はゆっくりと。そうでないとネコは敵が近づいてきたと思って逃げてしまいます。たくましく生きる野良ネコ(宮崎学の自然報告)
ボクは、そんな猛禽類の生息エリアに無人撮影ロボットカメラを何年間も設置し続けて観察をしているが、「けもの道」には周期的にネコが新しく出現してくる。そして、それらのネコはほぼ確実に3ヶ月以上にわたっての目撃追跡はできない。これは、すなわちどこかで私たちの目にふれることなく猛禽類にさらわれているということである。『アサヒカメラ』2014年4月号から。
今日は夕方から定年退職者の送別会。