2014/03/19

『栄養と料理』

4月号の香川芳子さんの巻頭言にこんなくだりがあった。
本誌が創刊された約80年前は料理の材料表の基本人数は、当時の平均的な家族数の5人分でした。その後は4人分、2000年からは2人分に変わります。社会構造の変化に応じたものですが、現在は単身世帯が全世帯の3分の1を占め、さらに増え続けています。
こんなところにも社会の変化があらわれている。料理を「作る」機会も減っている。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...