研究会のあと、白百合女子大学を訪問。
正門を抜けるとすぐ、緑が来訪者を迎えてくれる。
入り口に、小さな立て看板が2つ。両方ともネット関係。
「SNS利用は慎重に」という看板は、「ネット上の発言は、友人・大学の教職員……、多くの人が見ています」で始まる(根拠はこちら)。
看板が小さいのがいい。これ以外にはない、のも。
緑(小さな森)の入口には、Robert FrostのStopping By Woods on a Snowy Eveningの一節がかかげられている。
The woods are lovely, dark and deep.
But I have promises to keep,
And miles to go before I sleep,
And miles to go before I sleep.
森を見るたびに思い出しそうな文だ。これが、またきっと大学時代の思い出につながるのだろう。
孔子像もある(薬草園時代からのもの)。
チャペルも見学。正面と脇に青系のステンドグラス、振り返ると赤系のステンドグラス。見上げると、白い花びらシャンデリア。
薬草園だったキャンパスは、植物の種類も豊富。桜の脇にこぶしの白い花。
「わざわざ見に来る人も多いそうですよ」とシスター(と言うのかな)。
仙川駅に向かう途中で、「仙川アパート」を発見。古色蒼然とした棟が並んでいる。しかし同じ棟の反対側は新しい。横から見ると、左右で外壁のようすが異なる。増築したのだろうか。不思議な建物だ。中に入ってみたかった。近々、立て直すらしい。築50年。
駅の向こう側は長い長い商店街。行き当たりに桐朋学園。その脇に実篤公園。時間が過ぎていて入れなかったので、周囲を散策。凝った家が目立つ。
あちこちで見た桜は満開直前。
夕刊の「偲ぶ」面に、1月23日に亡くなった小林カツ代さんの記事。
長年助手を務めた料理研究家の加藤和子さんの話が載っている。
「物価や国際紛争、環境、教育…。『キッチンにいると、世界が見える』とよく言っていました」。
2014/03/29
フルネームで呼んでくれてありがとう
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