2014/05/18

3種類のEthnography

菅豊さんの報告を聞いた。
テーマは、Multi-sited ethnography、 Autoethnography、Collaborative ethnography。
インスピレーションを受けた。
  • 「手伝うエスノグラフィー」。例えば、話したい人をサポートする聞き書きという、があってもいい。
  • 3.11であちこちに散らばっていった人たちのエスノグラフィー。もう、あるのだろうか、「当事者エスノグラフィー」。
こんな本が出ていた。
現代エスノグラフィー』。

会場に向かう途中で読んだ本から。

「名前はアヤ。アラビア語でも日本語でも両方ある名前なんだよ。日本語の漢字は『彩』(いろどり)にした。いいでしょう?」震災から二週間がたった日、電話があった。
高野秀行 2012『移民の宴』講談社

アヤ(Aya)は確か、手芸の意。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...