2014/08/22

最後の夏季集中講義

昨夜、札幌から戻った、月火水木と4日間、計15回の授業を終え。

東京は暑い。札幌は連日19度から24度の間で推移していた。もっとも、その分、青空はあまり見られなかった。

集中講義の初回は2002年。以来、隔年で開いてきた集中講義も今回が最後。テーマは、その間、ネットコミュニケーション、日記、名前と変えてきた。やりたい内容で、院生たちとの濃いやりとりができ、ありがたい機会だった。集中講義のパターンもできた。

  • 1日目 概論/受講者による発表
  • 2日目 受講者による発表
  • 3日目 受講者による発表/実習(インタビューやログ解析)
  • 4日目 実習課題/まとめ

期間中の一日が高校生の構内見学だった。会うたびに挨拶され、あるいはこちらから挨拶。高校生から見れば、ボクはこの大学の教員でしかない。丁寧に対応した。学生食堂では、ラーメンコーナーに彼らの長い列ができていた。さすが北海道というべきか。定食や丼のコーナーは数人。

札幌での発見。1つは「夜ランチ」。これを実施しているお店が多い、特にテナントのお店。大半はランチ価格の夜版をさしているようだ。2つ目は地下鉄の「専用車」表示。「うっ?」と思ったが、「女性専用車両」のことだった。ところが、車内放送では、この車両を「安心車両」と呼んでいる。他の車両は「非安心車両か」と突っ込みたくはなる。この種の命名は物理的な方がいい。

明日、明後日はオープンキャンパス。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...