2014/08/08

フシギ空間

Kさんと銀座散策。

今日のメインは奥野ビル探検。

周りのビルを圧倒するようなしっとりした外観。入ってもいいのだろうか。お邪魔しますと声をかけてから中へ。

正面は、銀座初というエレベーター。エレベータは完全な手動式。ドアの開閉にちょっと力がいる。最上階の7階をめざす。

前身はアパートだったが、いまや全身が画廊ビル。ビル自体も作品のよう。

最初、各部屋にいる人が画廊のオーナーなのか、作家なのか、留守番なのか、さっぱりわからず、話していてもとんちんかん。慣れるまでに時間がかかった。1階ずつ階段で降り、地下1階まで行き着いたところで、ようやく、このビルの文法がわかった。まず、目の前にいる人が誰なのか確かめよう。

人も空間も浮世離れしていて、この世のものとは思えない。荒木町を歩いたときの感じに似ている。無事戻れたのが不思議なくらい。

現代に厭きたら(飽きたら、かな)、奥野浴!

LIXILギャラリー日本橋高島屋(表記はタカシマヤらしい、Wi-FIが使える)、コレド室町と、歩き疲れての夕食は、コレド室町2地階の日本橋玉ゐ

◎備前焼の神戸光昭さん(上の写真)。北谷陶画房 0869-22-3919


フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...