それを書いた東山彰良さんが「本」10月号に寄稿している。
「ロッキーによろしく」
内容も表現も痛快。そりゃ、作家なのだからあたりまえ、と言ってしまえば、それまでかもしれない。だが……
『流』の授賞理由が「わからずにいる」東山さん。
しかし、ふりかえってみると、このわたしだって当時のスタローンに負けず劣らず牌がそろっていたのではないかという気がしないでもない。途中いろいろあって、以下が最後の一文。
つぎはわたしの番だ。Eye of the Tigerが聞こえてきた。
30年前、映画「ロッキー」に出てくるフィラデルフィア美術館の階段に立ち、ロッキーが見たであろう光景を確認したことがある(ポーズはしなかった)。
東山さんを重ねながら、もう一度映画を見てみたくなった。
ついでながら「流」を東山さんが映画化すれば、彼はスタローン。
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「Philadelphia Museum of Art」で画像検索した結果と、「フィラデルフィア美術館」で検索した結果が違いすぎ。