売れ行きは高齢社会の指標でもある。
装丁はもちろん平野さんが担当している。で、確かめたくなった。
平野展の目録に付いていたコウガグロテスクで書名を組んでみた(写真の右)。左が実際のタイトル。
両者をくらべると、書名では「の」の形と太さ、名前では「郎」の形が違う。これらは全体のバランスを考慮した結果だろう。
文脈を考慮していないはずのコウガグロテスクフォントもいい感じで納まっている。どうやって納まりを確認するのだろう。
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...