2015/10/19

フォント

津野さんの『百歳までの読書術』が好評らしい。老人力の入門書にもなっているからだろうか。

売れ行きは高齢社会の指標でもある。

装丁はもちろん平野さんが担当している。で、確かめたくなった。

平野展の目録に付いていたコウガグロテスクで書名を組んでみた(写真の右)。左が実際のタイトル。

両者をくらべると、書名では「の」の形と太さ、名前では「郎」の形が違う。これらは全体のバランスを考慮した結果だろう。

文脈を考慮していないはずのコウガグロテスクフォントもいい感じで納まっている。どうやって納まりを確認するのだろう。