2015/11/10

あいさつで終わらなかった

週末からずっと雨かどんよりの日が続いている。

エレベータの中での会話も天気の話題になる。

乗り合わせた同僚に「あいかわらず照ってくれないですね」とあいさつしたら、「そうなんだよ。昨年にくらべて、2割も晴れの日が少ない」。なぜ、そんなに正確にわかるのか、聞こうとしたら、こんなことばが返ってきた。

「2011年のあの事故の後で、ソーラーパネルを導入したんだよ。おこづかいを稼ごうと思ってね。最初は2万とか3万とかで買ってもらえて、よかったんだけど。今年はダメ」。

数字が出てきた理由がわかった。

単なるあいさつのつもりが思わぬ展開をした。

フルネームで呼んでくれてありがとう

スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。  ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。  シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...