ORF2015で加藤さんのブースを訪問。フィールドワーク展に行けそうもなく、早めの研究室訪問。大道芸人やストリートミュージシャン、移動販売の屋台など、移動を前提とする活動のフィールドワークから、場づくりとコミュニケーションのあり方を問う、がテーマ。全国各地に出かけている。
脇の展示が気になって、チラチラ見ていたら、学生から「説明しましょうか」と声がかかった。別の研究室だった。仕切りらしきものがなく、いつの間にか石川さんのブースhajime.labに入っていた。
石川研の発表はキャンパス再発見がテーマ。構内を古地図や洋画で再現してみたり、色数に注目したポップアップを作ったり。GPSデータを加工したキャンパスマップがおもしろかった。こんな風に加工できるならGPSを持ち歩いてもいいと思う。加藤さんも、むかしGPSを小包に入れて、相手に届くまでのを可視化したりしていた。
いいなあと思ったのが、ORFのパンフレット。「次世代の芽」と題した冊子の表4に、クローバーを形どったシードペーパーが付いている。なるほど。どんな芽が出るのか。
六本木界隈をいくつか回ってから小平へ。「武蔵美×朝鮮大「突然、目の前がひらけて」」展だ。
塀を取り払うのではなく橋を架ける。違うから架ける。この発想に共感して、橋を渡りに行った。橋だからどちらからでも渡れるのだろうと思って、朝鮮大学校に行ったら、ムサビに行くように言われた。一停留所分歩いてムサビへ。
橋自体は渡りやすく作られていた。だが橋は橋でも、ムサビ側から渡って、ふたたびムサビに戻ってくるUターン型で、(ボクにとっては)行き交う橋ではなかった。それなりの事情があるのだろう。でも、ないよりははるかにいい。
フルネームで呼んでくれてありがとう
スティールの『 ステレオタイプの科学 』に、こんなエピソードが紹介されている。 ある伝説の英雄と同姓同名の人物に出会ったことで、研究上の疑問が解けたという話である。 シャーマン・ジェームズは、人種による健康格差の問題に取り組む公衆衛生研究者である。たとえば、アメリカの黒人は白...
-
バニアード (1999)の『 心理学への異議 』( 鈴木聡志 訳 2005)はいい本だ。内容も訳も。 その本の原注に、以下のような記述があったのをすっかり忘れていた。 心理学研究で調査される人を表現するのに「被験者(subject)」と「参加者(participant...
-
■コートネームとは 2013.7.5 http://www.osaka-shoin.ac.jp/life/report/2013/07/p=13896 バスケットボールのように展開が速いスポーツでは、いちいち「綾小路麗華シュ~~~ト」なんて名前で呼んでいる時間がないので...
-
『 卒業論文のデザイン 』読者のみなさんへ 文中で紹介した文献の改訂版、読書案内向きの新刊が出ています。以下はそのご案内です。 ▼p.16 「型を知り手本をまねる」最下行 『APA論文作成マニュアル第2版』→ 『 APA論文作成マニュアル第3版 』 ▼p.29 「コラム6 」C...