2015/11/21

「仕切りなし」も「塀あり橋あり」も

ORF2015加藤さんのブースを訪問。フィールドワーク展に行けそうもなく、早めの研究室訪問。大道芸人やストリートミュージシャン、移動販売の屋台など、移動を前提とする活動のフィールドワークから、場づくりとコミュニケーションのあり方を問う、がテーマ。全国各地に出かけている。

脇の展示が気になって、チラチラ見ていたら、学生から「説明しましょうか」と声がかかった。別の研究室だった。仕切りらしきものがなく、いつの間にか石川さんのブースhajime.labに入っていた。

石川研の発表はキャンパス再発見がテーマ。構内を古地図や洋画で再現してみたり、色数に注目したポップアップを作ったり。GPSデータを加工したキャンパスマップがおもしろかった。こんな風に加工できるならGPSを持ち歩いてもいいと思う。加藤さんも、むかしGPSを小包に入れて、相手に届くまでのを可視化したりしていた。

いいなあと思ったのが、ORFのパンフレット。「次世代の芽」と題した冊子の表4に、クローバーを形どったシードペーパーが付いている。なるほど。どんな芽が出るのか。

六本木界隈をいくつか回ってから小平へ。「武蔵美×朝鮮大「突然、目の前がひらけて」」展だ。

塀を取り払うのではなく橋を架ける。違うから架ける。この発想に共感して、橋を渡りに行った。橋だからどちらからでも渡れるのだろうと思って、朝鮮大学校に行ったら、ムサビに行くように言われた。一停留所分歩いてムサビへ。

橋自体は渡りやすく作られていた。だが橋は橋でも、ムサビ側から渡って、ふたたびムサビに戻ってくるUターン型で、(ボクにとっては)行き交う橋ではなかった。それなりの事情があるのだろう。でも、ないよりははるかにいい。